仁淀川漁協では、森、川、海の一連した働きを重視し、鮎を中心とした水棲動植物の増繁殖を図るため、流域の諸機関、諸団体と連携を密にし、河川環境を守る取り組みを行っています。
昨年はコロナ禍の中、第16回「仁淀川の森と水を考えるシンポジウム」を開催いたしました。今年も昨年同様、第2部の交流懇談会は行わず、シンポジウムに的を絞り実施いたします。
昨年もご講演をいただいた、徳島大学生物資源産業学部 浜野龍夫教授の「楽しい水辺ってどんな?」を実施に結び付けるべく、仁淀川支流柳瀬川の上流部尾川川での活動を行っている尾川小中学校に活動状況を発表いただき、保護者、また流域の方々にも理解を深めていただきたく、今年も佐川町「桜座」での開催といたしました。
現在本流、支流を問わず河川内につる葦、柳等が繁殖し、流れを妨げるだけでなく河川本来の姿を失っています。浜野教授に再度ご講演戴き、実践に向けて出発する一日といたしたく、今回の開催を企画いたしました。
高知県の大きな誇りと宝である「奇跡の清流仁淀川」その支流から活動を全国に向けて発信し、流域の方々と川の繫がりが広がればと思います。
仁淀川流域交流会議を始め流域の方々、各関係機関、諸団体と尚一層の結束を固め、仁淀川清流保全推進協議会とも連携し、仁淀川の清流保全に努めるため、第17回「仁淀川の森と水を考えるシンポジウム」の開催をいたします。流域の皆様方はもとより、県民皆様方のご理解、ご支援を心よりお願い申し上げます。
開催期日: 令和4年8月6日(土) 13:40~16:30 (開場13:00)
開催会場: 佐川町立 「桜座」
入場無料
主催:仁淀川漁業協同組合
共催:仁淀川流域交流会議(高知市・土佐市・いの町・日高村・佐川町・越知町・仁淀川町) 仁淀川清流保全推進協議会
後援:高知県、高知河川国道事務所、国交省 地方整備局 大渡ダム管理所、高知県内水面漁業協同組合連合会、仁淀川森林組合、 (株)西日本科学技術研究所、仁淀川わくわく会議、佐川越知ライオンズクラブ、土佐ライオンズクラブ、伊野ライオンズクラブ、一般社団法人 仁淀ブルー観光協議会、(株)相愛
シンポジウム開催プログラム(予定)
13:00 受付開始
13:40 開 会
主催者挨拶 仁淀川漁業協同組合長 吉村 正男
共催挨拶 仁淀川流域交流会議会長 戸梶 眞幸
来賓祝辞 高知河川国道事務所長 小林 賢也
歓迎挨拶 佐川町長 片岡 雄司
13:50~14:30 活動発表
佐川町立尾川中学校
1年生「私たちの尾川川」
2・3年生「自然と共生できる川づくり」
- 休憩5分 -
14:35~15:50 講 演
「尾川川の川づくりの実践に向けて」
徳島大学 生物資源産業学部 教授 浜野 龍夫
- 休憩10分 -
16:00~16:30
「柳瀬川治水親水対策」
高知県中央西土木事務所越知事務所 河川砂防課長 下本 聖憲
16:30 閉会挨拶
仁淀川漁業協同組合 副組合長 山本荘一郎
講演の先生方のプロフィール
浜野 龍夫(はまの たつお)
1959年(昭和34年)徳島県生まれ。 昭和57年3月 農林水産省 水産大学校増殖学科 卒業 昭和62年3月 九州大学大学院(農学研究科水産学専攻)博士後期課程修了
昭和62年4月 農林水産省 水産大学校増殖学科助手,平成8年4月同助教授 平成21年4月 徳島大学大学院SAS研究部教授 平成28年4月 徳島大学生物資源産業学部教授、水圏教育研究センター長
学位:農学博士(昭和62年3月,九州大学) 専門:水産増殖学 川ガキ時代は,徳島県南部にある日和佐川で潜りテナガエビをとって食べていた。九州大学大学院を修了した後に、20年余、水産大学校(水産庁の大学)で水産生物の増殖や生態について教育研究をする。2009年4月にUターンして徳島大学に移り,現在,徳島大学生物資源産業学部教授。水産分野での六次産業化,生きものを通して地域を元気にする活動をしている。根っからの川好き、漁業好き。 著書は,水辺の小わざ(編著),水産増養殖システム淡水魚(共著),神戸住吉川水の生きものと魚道の図鑑(編著)など。専門は水産増殖学
下本 聖憲(しももと まさのり)
経歴
H25~ 和食ダム建設事務所(チーフ)
H30~ 永瀬ダム管理事務所(管理課長)
R3~ 高知県中央西土木事務所 越知事務所越知事務所(河川砂防課長)
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