2025仁淀川の再生をめざして「森と水を考える」シンポジウム
- niyodo2
- 10月15日
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令和7年10月12日(日)に「土佐市複合文化施設つなーで」において 2025仁淀川の再生をめざして、第19回「仁淀川の森と水を考える」シンポジウムを開催いたしました。
はじめに、仁淀川清流保全推進協議会会長で水生生物研究家の石川妙子先生にご講演いただきました。
石川先生からは「底生動物から見た仁淀川の変化~魚を支える川虫の役割~」と題し、データを用いた仁淀川の水質の移り変わりの説明。川虫の生態や、生息場所の調査から見える仁淀川の水質の変化を通して、生態系に配慮した事業の推進、改変するときは改変する前と同等あるいはそれ以上の環境を創出する「ネイチャーポジティブ」の考えが必要であるというお話をいただきました。
先生のご講演を受け、後半は国、県、流域市町村の首長によるパネルディスカッションを行いました。「これからの仁淀川に私たちができること」をテーマに、国、県、自治体が、山や川、次世代を担う子どもたちへの環境学習など、現在行っている取り組みの事例を提示し意見交換が行われ、仁淀川漁協からは国に対して、四万十川のように下流から上流への土砂や石の移動「置き土」が仁淀川でもできないだろうかとの提案、流域市町村の協力、治水と環境保全の共存、広葉樹の植樹の重要性などの話し合いが行われました。
当日は、官公庁、流域自治体、山や川、地域活動に関わる多くの皆様(約80名)のご参加をいただきました。改めてご来場、ご協力いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。


基調講演「底生動物から見た仁淀川の変化〜魚を支える川虫の役割〜」
仁淀川清流保全推進協議会 会長/水生生物研究家 石川 妙子


パネルディスカッション
テーマ「仁淀川」~これからの仁淀川に私たちができること~
◇パネラー
渡邊 国広(国土交通省高知河川国道事務所 事務所長)
竹﨑 誠(高知県林業振興・環境部 副部長)
弘瀨 優(高知市副市長)
板原 啓文(土佐市長)
池田 牧子(いの町長)
山﨑 明(日高村副村長)
田村 正和(佐川町副町長)
小田 保行(越知町長)
片岡 信博(仁淀川町長)
吉村 正男(仁淀川漁業協同組合 代表理事組合長)
◇ファシリテーター
石川 妙子(仁淀川清流保全推進協議会 会長・水生生物研究家)
第19回 シンポジウム
2025仁淀川の再生をめざして 「仁淀川の森と水を考える」
日時:令和7年10月12日 14時 ~ 17時
場所:土佐市複合文化施設 つなーで「ブルーホール」
主催:仁淀川漁業協同組合
共催:仁淀川清流保全推進協議会・仁淀川流域交流会議
後援:
高知県、高知河川国道事務所、国交省 地方整備局 大渡ダム管理所、高知県内水面漁業協同組合連合会、仁淀川森林組合、 (株)西日本科学技術研究所、仁淀川わくわく会議、佐川越知ライオンズクラブ、土佐ライオンズクラブ、伊野ライオンズクラブ、一般社団法人 仁淀ブルー観光協議会、(株)相愛


