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さかな図鑑

仁淀川は、暖かい気候と降雨量の多さ、山々から滲み出る豊かな栄養を背景に、たくさんの水産生物と魚たちが棲息しています。仁淀川の中にいる、小さくて可愛らしい生き物たちを見つけてみてください。新しい仁淀川の楽しみが、きっと見えてくるはずです。

監修:高橋弘明氏

参考文献:​『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』 

この「さかな図鑑」における貴重な写真は、株式会社西日本科学技術研究所(https://www.ule.co.jp/)のご厚意により提供いただいています。

​                                                 ※ここに掲載された写真の無断転用、複写を固く禁じます

​仁淀川に棲む魚たち

​漁業権のある魚

アユ
アユ
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アマゴ
アマゴ
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サクラマス
サクラマス
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コイ
コイ
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ウナギ
ウナギ
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もくずがに
もくずがに
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​仁淀川に棲む魚たち

アユ

3~5月頃、10㎝位になって海から川へ上ってくる。川では、なわばりを作り、石の上に生えたコケ(付着藻類)を食べる。1年で全長25㎝程度に成長する。秋、中流から下流で産卵し1年の生涯を終える。孵化した稚魚は流下し海に流れ出し、春まで海で生活する。

○口が大きい ○脂びれ ○黄色のはんもん

オイカワ

体側にしま模様があり、成熟期のオスは背~体側が青緑色、腹側がピンク色の婚姻(婚姻)色が現れる。3年で全長13㎝程度に成長する。

○産卵期のみ追星 ○上下に長いはんもんが並ぶ ○しりびれが大きい 

アブラハヤ

体には小さく黒いはん点があり、体側に一本の黒い線がある。体表面は粘液でヌルヌルしている。2年で全長6~10cm程度に成長する。上流から中流に棲(す)み、水生昆虫や藻類など何でも食べる。

○小黒はん点が散在 ○暗色の帯 ○尾が細い

ムギツク

○やや長い口ひげ ○帯は目の前からはじまる

ソウギョ

○口ひげがない ○網目状のはんもん

シマドジョウ

体は白っぽく、黒い縦じま模様(もよう)がある。体側には8~16個の小さなはん点が並んでいる。砂や小石のところに棲(す)み、砂についた藻類などを食べる。全長は6~11㎝程度。

○口ひげは6本 ○かくれたトゲ ○細い線の上に8〜10個のかっ色のはん点が並ぶ

ハゲギギ

○脂びれ ○尾ひれは深く切れ込む

アカザ

体は円筒形で口ひげは3対。体色はうすい赤茶色で、背びれと胸びれにはトゲがあり、刺されると痛いので注意。成魚は全長10cm程度。主に水生昆虫を食べる。

○脂びれが長く尾びれにつながる

ウキゴリ

○腹びれが吸盤状 ○うろこが小さい ○尾へいが太く短い

ドンコ

流れがゆるやかで、川底が砂、小石の場所にいるため、体の色は保護色になっている。夜行性で昼間はあまり動かない。ハゼの仲間では珍しく、一生を川で過ごす。成魚は全長25㎝程度になる。水生昆虫や小魚などを食べる。

○えらぶたにトゲがない ○背面に3個のはんもん ○腹びれは左右に分かれる

オオヨシノボリ

○腹びれは吸盤状 ○頬にはんもんがなく、胸びれ基部に明瞭なはんもんがある

ギンガメアジ

○体色は背が暗青緑色、体側から腹は銀白色をしている

シロウオ

「イサザ」と呼ばれ、ハゼの仲間。体が透明で内臓が透けて見える。春、産卵のために海から川に上ってくるシロウオをねらうイサザ漁は春の風物詩。生まれた稚魚は海に下り来春まで沿岸で生活する。産卵した親魚はわずか1年の一生を終える。成魚の全長は5cm程度。

○成魚は全長5cmほど ○体はわずかに黒い色素細胞がある以外はほぼ透明

タイリクバラタナゴ

○体高が高く、側線は不完全でひげは無い ○幼魚の時は背びれに明瞭な黒はんがある

ブルーギル

○特定外来生物 ○体色は青もしくは緑 ○体側には7~10本の暗色横帯

ミミズハゼ

ハゼの総称

○体がやや長い ○体は茶褐色から灰褐色 ○礫や石の下などに潜んでいる

サクラマス

あまごの一部が海に下って、海で1年程度生活し大きく成長して、2~5月頃、生まれた川に戻って来る。夏の間はよどみで潜(ひそ)み9~11月頃から上流へ移動し、産卵する。海で成長し川に戻ったものをサクラマスという。あまごとは同一の種類。3年で全長60cm程度に成長する。

○桜色 ○脂びれ ○背面に小数の黒色点が散在

カワムツ

背中は濃い茶色で、体側にはしま模様がある。3年で全長15㎝程度に成長する。流れのゆるやかな所に棲(す)んでいる。水生昆虫や底生動物を食べる。

○産卵期のみ追星 ○1本のはば広い帯

タカハヤ

○側線がほぼまっすぐ ○黒はんがアブラハヤより大きく、散在 ○尾が太い

ギンブナ

口ひげは無い。ほぼ全てがメスでオスはいない。4~6月に水草の多い浅所で産卵する。成魚の全長は30cm程度。雑食性で底生動物や藻類を食べる。

○背びれが前後に短い ○体色は黄味が強い

オオクチバス(ブラックバス)

○口が大きい ○背びれが二つに分かれている ○きれぎれの帯

カマツカ

目は頭に近い高い位置にあり、口は下向きで2本の口ひげがある。砂に潜り、体は砂と似た色と模様が並んでいる。3年で全長16cm程度に成長する。主に、川底にいる動物を食べる。

○くちびるに多数の小突起 ○短いひげ1対 ○背びれのふちが直線状

ナマズ

頭は大きく平で、口ひげは4本あり、口は大きい。日中は物陰に潜(ひそみ)み、夜行性で、小魚やカエルなどを丸のみする。4年以上で全長60cm程度に成長する。

○背びれが小さい ○尻びれが長く、尾びれにつながる

ヨシノボリ

○胸びれに三日月のはんもんが2個 ○腹びれが吸盤状 ○うろこが大きい

ボウズハゼ

○口は下側につき、馬てい型 ○頭部が丸い ○8〜11個のはんもん ○腹びれは吸盤状

アユカケ(カマキリ)

「アラレガコ」とも呼ばれ、九頭竜川の大野市~福井市の一部は生息地として天然記念物に指定されている。エラぶたに4本のトゲがあり、体の横に4本の黒く太いしま模様がある。2年半で全長15~17cm程度に成長する。水生昆虫や小魚を食べる。

○えらぶたに4個のトゲ ○黒かっ色のはんもん ○うろこはない ○腹びれは左右に分かれる

ギギ

○口ひげは8本 ○尾びれが二叉になっている

ゴクラクハゼ

○体は淡かっ色で、頬に虫食い状のはんてんがある ○全身に青い小斑点が点在

スズキ

○口は大きく、下あごが上あごより前に出る ○尾びれはハート型に切れこむ

トビハゼ

○体は灰褐色で小さな白点と大きな黒点のまだら模様がある

ボラ

○胸鰭の基底に青黒斑点 ○体側に青~緑色っぽい複数の縦線 ○眼を被う脂瞼は発達して分厚い。

ヤリタナゴ

口ひげが2本ある。産卵期は春から夏で、この時期のオスは、背ビレと尻ビレの端(はし)が赤くなる。メスは2枚貝の中に卵を産み付ける。2年で全長6~8 cm程度に成長する。付着藻類や底生動物等を食べる。

○全長6~10cm ○体高は低く、側線は完全で、長い一対の口ひげ ○背鰭の鰭膜に暗色斑

アマゴ

○背面に黒色のはん点が散在 ○小判型のはんもん ○腹に赤色の小はん点が散在

ハス

○口が大きく、曲がる ○側線が曲がる

ウグイ

体は細かいうろこに覆(おお)われている。産卵期は春で、その時期には体側に3本の赤い線が現れる。他の魚が棲(す)まない環境が悪い場所でも生息できる。4年で全長20cm程度に成長する。水生昆虫、藻類、小魚などを食べる。

○産卵期には側線にも鮮やかな赤色の帯

コイ

口ひげが4本ある。寿命(じゅみょう)が長く、20年ほど生きるが、70~80年生きるものもいる。4年で全長40㎝程度に成長するが、大きいものでは全長100cmを超える。雑食性で、底生動物や水草等を食べる。

○口ひげが2対 ○背びれが前後に長い

ドジョウ

口ひげは10本。体色は茶色で、ぼんやりとしたはん点が並ぶ。水田や湿地の泥地にすんでいる。エラ以外に腸でも呼吸ができる。2年で全長10~12cm程度に成長する。泥中の栄養や小動物を食べる。

○口ひげは10本 ○背びれは中央近く

ニゴイ

コイに似ているが、口ひげが2本しかなく、口が体の下がわにあることや背ビレの形で区別できる。水質が悪くなっても生息している。成魚の全長は50cm程度。雑食性で、底生動物や水草等を食べる。

○1対の口ひげ ○網目状の模様 ○はん点がない

ウナギ

背中は黒っぽく、腹部は白色で体はヌルヌルする。腹ビレは無く、背ビレ・尾ビレ・尻ビレはつながっている。成魚の全長は100cm程度。夜行性で水生昆虫、貝類、小魚、エビ類、カエルなどを食べる。

○はんもんはある

カワヨシノボリ

○腹びれが吸盤状 ○オスは背びれの先がのびる

チチブ

○えらぶた辺りにたん色の点が散在 ○6〜10本のうすい帯 ○腹びれが吸盤状

アカメ

○成魚は全長1mを超える大型魚 ○成魚は銀白色で背中側はやや灰かっ色

カワアナゴ

○体長20cm前後になる ○腹びれは左右に分かれていて吸盤状ではない

シマヨシノボリ

顔にミミズ状の細長い模様があり、体には6個のしま模様がある。腹ビレが左右くっつき吸盤状になっている。初夏、産卵期のメスは腹が青くなる。成魚は全長9cm程度。藻類や水生昆虫を食べる。

○体側に約6個の明瞭な横斑がある ○頬にはミミズ状の赤色の細長い斑紋が散在

スミウキゴリ

口は大きく、体色は黄色から茶色。ハゼの仲間では珍しく、よく中層でじっとしている(浮いているゴリ(ハゼ)が由来)。ゆるやかな流れを好み、水生昆虫などを食べる。春、石の裏に卵を産み付け、オスが守っている。成魚の全長は12㎝程度。

○体長15cm前後になる ○暗色の横帯が見られる

ヌマチチブ

なわばり意識が強く大変気性の荒い魚。頭部から体に白いはん点がまばらに散っている。流のゆるやかな所を好むようで、雑食性である。成魚は全長10㎝程度。

○頭の白色点は大きく、まばらに存在する ○胸びれ基部の黄色横帯の中に橙色線がある

マハゼ

○頭部にヒゲがない ○頬や鰓蓋に鱗がある ○基本的には肉食