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トビハゼ

ハゼ科
汽水域 高知県指定希少野生動植物
トビハゼ
 ※写真の無断転用、複写を固く禁じます

全長8~12㎝。河口干潟や、塩性湿地に生息する。汚れが進み、泥の内部が黒くなった場所では見られない。潟の表面にいる小動物を餌にする。皮膚呼吸することができ、干潟の表面や水面をジャンプして素早く移動する。11月頃から越冬用の穴を堀り、翌年の活動期までその中で過ごす。  

特徴

○体の側面に5ないし7本の不明瞭な暗色横帯がある
○眼は大きく、上方に飛び出ているが、直下のくぼみ引き込む事もできる
○両目の間隔が狭い
○第1背びれに黒い縞模様がない 

レッドデ-タブックでの指定状況 
高知県:絶滅危惧Ⅰ類         
環境省:準絶滅危惧種

「高知県指定希少野生動植物」

 高知県下において特に保護の必要性が認められる種に対し、「高知県希少野生動植物保護条例」に基づき県が指定した種で、許可なく捕獲、採取、殺傷または損傷することが禁止されています。 

2021年現在、汽水・淡水魚類ではここに紹介する4種が指定を受けていますが、仁淀川水系にはこれら4種の全てが生息しています。これは、仁淀川水系だけがもつ大きな特徴です。


県指定希少野生動植物のため食べることは出来ません。なお、普通食用としませんが、干潟にすみ、動物食のため泥臭いと言われています。

高知県指定希少野生動植物
上流域
中流域
下流域
汽水域

監修・写真:高橋弘明氏

参考文献:​​『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』『高知県レッドデータブック2018 動物編』

この「さかな図鑑」における貴重な写真は、株式会社西日本科学技術研究所(https://www.ule.co.jp/)、​株式会社相愛(https://www.soai-net.co.jp/)の高橋氏のご厚意により提供いただいています。

                

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