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トサシマドジョウ

ドジョウ科
中流域 高知県指定希少野生動植物
トサシマドジョウ
 ※写真の無断転用、複写を固く禁じます

淡水魚で唯一の高知県固有種。河川の中流域やこれに繋がる周辺水路に生息する。メスは全長10㎝、オスは8㎝ほどになる。4~6月頃に川に流れ込む農業用水路などに入り、水に浸かった草などの茎や根、浅い泥底に産卵する。 

特徴

○クリ-ム色の体に黒い模様
○オスの胸びれの付根に包丁型の骨質盤
○尾ひれ付根の上下二つの黒色斑点は繋がらない 

レッドデ-タブックでの指定状況 
高知県:絶滅危惧Ⅰ類         
環境省:絶滅危惧Ⅱ類

「高知県指定希少野生動植物」

 高知県下において特に保護の必要性が認められる種に対し、「高知県希少野生動植物保護条例」に基づき県が指定した種で、許可なく捕獲、採取、殺傷または損傷することが禁止されています。

 2021年現在、汽水・淡水魚類ではここに紹介する4種が指定を受けていますが、仁淀川水系にはこれら4種の全てが生息しています。これは、仁淀川水系だけがもつ大きな特徴です。


県指定希少野生動植物のため、食べることは出来ませんが、他のシマドジョウ種群と同様、から揚げやみそ汁に入れて食べることも出来ると思われます。

高知県指定希少野生動植物
上流域
中流域
下流域
汽水域

監修・写真:高橋弘明氏

参考文献:​​『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』『高知県レッドデータブック2018 動物編』

この「さかな図鑑」における貴重な写真は、株式会社西日本科学技術研究所(https://www.ule.co.jp/)、​株式会社相愛(https://www.soai-net.co.jp/)の高橋氏のご厚意により提供いただいています。

                

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