ヒナイシドジョウ

ドジョウ科
上流域 高知県指定希少野生動植物
ヒナイシドジョウ
 ※写真の無断転用、複写を固く禁じます

四国の固有種。メスは全長7㎝、オスは5㎝ほどになる。きれいな川の上流、中流域に生息する。まれに下流域で確認されることもある。水温が15℃以下になる秋から翌年春までは川底の砂利に深く潜ってすごす。産卵と仔魚の生育も同じ場所で行われるため、伏流水が豊富で浮石状態が保たれた河床が必要。

特徴

○日本産のドジョウの仲間では最小クラス
○斑紋は水系ごとに異なり、3型に類型化されているが、仁淀川水系にはI型が生息する
○尾ひれの付け根が太く、お腹のあたりと同じくらいの高さ

レッドデ-タブックでの指定状況
高知県:絶滅危惧Ⅰ類 
環境省:絶滅危惧ⅠB類

「高知県指定希少野生動植物」

 高知県下において特に保護の必要性が認められる種に対し、「高知県希少野生動植物保護条例」に基づき県が指定した種で、許可なく捕獲、採取、殺傷または損傷することが禁止されています。

 2021年現在、汽水・淡水魚類ではここに紹介する4種が指定を受けていますが、仁淀川水系にはこれら4種の全てが生息しています。これは、仁淀川水系だけがもつ大きな特徴です。


渓流性のシマドジョウ属であるアジメドジョウは中部地方では有名な食用魚のため、同じように甘露煮やから揚げ等して食べることは出来ると思われますが、高知県希少野生動植物のため、食べてはいけません。

高知県指定希少野生動植物
上流域
中流域
下流域
汽水域

監修・写真:高橋弘明氏

参考文献:​​『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』『高知県レッドデータブック2018 動物編』

この「さかな図鑑」における貴重な写真は、株式会社西日本科学技術研究所(https://www.ule.co.jp/)、​株式会社相愛(https://www.soai-net.co.jp/)の高橋氏のご厚意により提供いただいています。